排卵障害による不妊

排卵障害が原因で、不妊になることがあります。
不妊は、男性と女性のどちらも原因を抱えている可能性が考えられますが、女性が原因の不妊では排卵障害が最も多いといわれています。

卵子が卵巣から排出することを排卵といい、健康な状態では月経周期に1回の排卵があります。
基礎体温をはかっていると、排卵をする排卵日前は低温期、以降は高温期を迎えますので、排卵障害になっていないかどうか、自分でもチェックできることが多くあります。

妊娠するためには、精子と卵子が1つになる「受精」を行い、子宮内膜にこの受精卵が「着床」と呼ばれる、貼りついた状態が必要です。
卵子を排卵しない排卵障害の状態では、精子と1つになりようがありませんので、赤ちゃんの誕生にも当然至りません。

排卵障害と関わりが多いのが、ホルモンによる影響です。
排卵障害は、月経周期が一定していない「生理不順」や、全く排卵がない状態の「無月経」などがあります。
排卵障害を引き起こす要因は、内分泌性タイプと心因性タイプの2通りに大きく分けられます。

不規則な生活習慣を送っていたり、体に負担が大きいダイエットをしたり、極度の緊張状態、重圧、ストレスが日常定期なることなどが考えられます。
月経不順や無月経になることは、ホルモンバランスが整わなくなることから引き起こされます。
女性の身体はデリケートなので、労わってあげることが大切なのですね。

排卵障害に関係するホルモンは、卵巣・下垂体・視床下部の3カ所から分泌されているもので、通常ではこれらが正常なバランスを保っています。

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