不妊治療の前にできるセルフチェック

結婚して何年もたつのに妊娠しない。
もしかして不妊症なんじゃないかしら。
そんな疑問が頭をよぎったら婦人科を受診したいと思うでしょう。
それもいいですが、その前に自分でできるセルフチェックという方法もあるのです。

女性にできる不妊セルフチェック

女性ができる不妊セルフチェックはいくつかあります。

ホルモンバランスチェック

ホルモンバランスチェックは、基礎体温を毎日測ることで行なえます。
女性の基礎体温はホルモンの分泌量の変化に応じて「排卵日」「低温期」「高温期」の3つのサイクルになっているのです。
低温期と高温期の温度差が0.3℃以下であったり、高温低温がはっきりしないという場合にはバランスが崩れているのかもしれません。

おりものチェック

女性の子宮口についているおりものを指ですくって取り出します。
親指ともう一本の指につけ、指を離してどれほど粘性があるかをテストします。
ほとんど伸びないですぐ切れてしまうなら、排卵数日前ということです。
2~3cmほど伸びるなら排卵2~3日前になるでしょう。
5cm以上伸びるほどネバネバと粘性が高いなら排卵日になっているといえます。

子宮セルフチェック

月経痛が年々ひどくなる。
性交痛がある。
排便時に肛門の奥が痛い。
月経以外の時に下腹部に鈍痛がある。
こんな症状があるなら、子宮内膜症の可能性を疑ってみましょう。

男性にできる不妊セルフチェック

男性側でできる不妊セルフチェックもいくつかあります。
不妊の場合、女性ばかりを疑ってはいけません。

睾丸チェック

睾丸が陰のうに降りていない。
睾丸が柔らかい。
睾丸上部にしこりが感じられる。
睾丸にこうした状態がみられるなら、精子の生産機能が落ちている可能性があります。

射精チェック

精液の粘度が低い。
精液量が1ml以下しか出ない。
精液に膿が混じる。
問題がありそうなら、泌尿器科で精液検査をしてみましょう。

EDチェック

性欲がほとんどない。
勃起しなかったり、挿入できるほど硬くならない。
射精できなかったり、時間がかかってしまう。
こうした性欲も精子の元気と関連があるのです。

助け合いが大切

可能であれば、夫婦双方が一緒にお互いのセルフチェックをするのが理想的といえるでしょう。
ただ、子どもができないことを話題にしにくかったり、一方的に責任を負わされていたりすると、なかなか一緒にセルフチェックするという雰囲気にもなりにくいでしょう。
そんなときには、やはり不妊で悩んでいる同性の友達と相談しながらチェックしてみてください。
もし自分の側に問題があるとわかった時に、誰にも言い出せなくて一人で悩むのはいいことではありません。
親身になって励ましてくれたり慰めてくれる人を見つけておきたいものです。

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