愛する男女が結婚し、愛情をこめてセックスをする。
その結果として恵まれるのが子どもです。
ところが避妊をせずにセックスするにもかかわらず妊娠しない。
そんな夫婦が増えています。
不妊とは
不妊の定義は「避妊せずに性生活を営んでいるのに、二年間妊娠しない状態」をいいます。
子どもを何人欲しいといった希望がある。
体力のある若いうちに子どもを育てたい。
親や親戚から子どもが見たいと口うるさくいわれる。
また、その要望が強くて圧力となっている。
そんな状態で妊娠しないと、だんだんあせってくるものです。
先輩たちの声
不妊なのかしら、と悩んでいるなら、まずは先輩たちの声を聞いてみてください。
不妊で悩んだり、いろんな治療法を活用している先輩たちがたくさんいます。
悩んでるのは自分だけではないんだ、と思うだけでかなり力付けられるでしょう。
ネット上の不妊ブログや不妊ネットがたくさんあります。
生の声は説得力があります。
不妊治療のさまざま
不妊治療の王道はやはり婦人科の病院でしょう。
総合病院の婦人科や、不妊専門クリニックは高度な知識と技術を持っている医療機関が多いのです。
治療法もさまざまです。
精子と卵子の出会うタイミングをみつけてセックスをするタイミング療法。
排卵や卵子成熟を促す薬物療法。
精子を子宮内に注入する人工授精。
精子と卵子を採取して体外で受精させ、受精卵を子宮に戻す体外受精。
漢方薬でからだの調子を整えて妊娠しやすい環境をつくる漢方療法。
エクササイズで妊娠力をアップさせようという方法もあります。
不妊治療に取り組む第一歩はやはり不妊の理由です。
通常であれば自然と妊娠するようにできている男女の造り。
それが妊娠しないとなれば、何か理由があるはずです。
理由が見つかれば治療法もわかるのは、ほかの症状と同じです。
ですから、まずはクリニックの門を叩いて不妊の理由を調べてみましょう。
不妊の理由が男性側にある場合と、女性側にある場合、そして双方に理由があるケースもみられます。
理由がわかれば対処法もしぼられてきますから、成功率も高まります。
不妊の苦しみ
ただ不妊の苦しみは心理的な要素も大きいのです。
子どもを育てることを楽しみにしていたのに。
親や親戚が「まだできないのか」と要求してくる。
子どもに恵まれた友人からさげすんだ目で見られる。
まるで人間失格のような烙印を押されてしまったかのように、心が傷つくのはつらいものです。
人間は子ども製造マシーンではありません。
子どもが生まれないからといって、人間失格なのではないのです。
つらく当たる人もいれば、優しく同情してくれる人もいるでしょう。
周囲の人間の本当の姿が浮き彫りになってくるかもしれません。
あなたに寄り添って一緒に悩んでくれる夫や妻、友人がいるなら、それだけでも貴重な贈り物を見つけたことになるでしょう。