不妊治療のための検査

不妊が疑われる場合には、医療機関で不妊症の検査を行なうことができます。
不妊治療を行なうにしても、原因がわからなければ有効な治療が行なえないからです。
不妊症は女性側に原因があるのか、男性側なのか、また双方に問題があるのか、いくつかの可能性がありますので、可能なら夫婦そろって検査をしてみたいものです。
女性側の不妊症検査にはいくつかの項目があります。

女性不妊検査

ホルモン基礎検査(低温期)

低温期に採血をして血液内のホルモン量を測ります。
生理開始後7日以内に行ないたい検査です。

頸管粘液検査

子宮頸管の粘液を採取して検査を行ないます。
排卵があるかどうか、排卵日がいつかがわかります。
排卵予定日の2、3日前に行なう検査です。

超音波検査

子宮や卵巣の様子を超音波画像検査を行ないます。

ホルモン基礎検査(高温期)

高温期にも採決を行ない、血液内のホルモン量を測ります。
ここでは黄体異常がないかどうかを調べます。
排卵後5~10日頃に行なう検査です。

フーナーテスト

排卵日セックスの後、12時間以内に子宮内の精子の数を検査します。
精子の進入度や頸管粘液との相性などを調べていきます。
膣内に射精された精子は、子宮口の粘液をくぐり抜けて子宮内に進入するのです。
子宮内に入り込んで生きている精子の数が多ければ妊娠の可能性も高まることになります。

クラミジア検査

クラミジア感染がないかどうかを検査します。
クラミジアは性行為感染症です。
これに感染して卵管周囲が癒着したり、卵管通過性の障害がおきると、不妊症の原因となるケースがあるのです。

子宮卵管造影検査

子宮の形や卵管の様子をX線撮影をすることで検査していきます。
子宮の奇形や卵管のつまりがあれば、画像診断からわかるのです。
卵管造影検査は、その後3ヶ月から6ヶ月ほど卵管の通りがよくなるというメリットがあります。

子宮内膜検査

子宮内膜を採取して検査にかけます。
排卵後5~10日ころに行ないます。

男性不妊検査

男性の側の不妊症検査もあります。

精液検査

精液を採取して、精液量や精子数、運動率、奇形率、死滅率などを検査します。
数日間の禁欲ののち、採取します。
精子の運動量検査は採取後1時間以内に行なわなければなりません。

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