夫婦の健康と不妊への誤解

不妊の状態というのは、体を整える必要があるのだと判断できます。
妊娠をしないからといって、必ずしも不妊治療を行わなければいけないわけではないのですが、世間の風潮からか誤解されやすいものですね。
子供をもうけるつもりがないご夫婦に対して、親戚や職場などの人たちは、欲しいけれど授からないのだという一方的な思い込みを植え付ける傾向がまだまだあるようです。

不妊治療は、始めたからといって絶対に赤ちゃんを授かるわけではなく、妊娠のさまたげとなっているものを取り除く作業です。
妊娠を促進する治療ではなく、問題の除去を行っています。

妊娠に対して特にさまたげるものがない夫婦でも、妊娠率は1周期につき2割~3割程度です。
不妊といわれる状況とは、この妊娠率が1割や全くの0割になっているときのことです。
不妊治療を行ったら、妊娠率が10割になるような誤解をしている方もいます。

医療機関で不妊治療を開始したら、注射や投与によって赤ちゃんを授かるわけではありません。
生殖に対して補助をしていくことを、不妊治療といっています。

妊娠を実現するということは、生殖力から可能になるものなので、精子が活発であることや、卵子がいい状態であることなど、親の健康状態が必要です。
生殖器官である精巣や子宮、卵巣は、生命の誕生と直接関わりがある器官です。
言い換えれば、健康であることが、良好な状態の精子や子宮、卵巣につながっていきます。
赤ちゃんについて考える前に、自分たちの一度しっかり健康状態を振り返ってみることが、大切なベースとなるでしょう。

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