基礎体温測定による不妊検査

基礎体温測定を行うことは、排卵日を予想したり、排卵があるかを確認したり、検査に適した日程を決めるのに役立ったり、黄体機能不全か診断することなど、多くの利用が可能です。

基礎体温測定は、28日の月経周期に対しておよそ14日間の低温期があると、次に14日間近い高温期を迎えるという繰り返しを確認し、卵巣を診断する指標に役立てられています。
通常は低温期から高温期に移るときが妊娠しやすい排卵日となり、高温期から低温期に変わるタイミングで月経が始まります。
基礎体温測定は、不妊症の診断で最も重要視されているデータです。

不妊の悩みで病院を訪れるとき、基礎体温測定によって妊娠の状態が続けられるかどうかや、排卵の有無をチェックします。
基礎体温表を見ただけで、これらについておおよその判断が下せるのです。

不妊症で病院を受診されるときは、あらかじめ基礎体温を計測してから行かれることをお勧めします。
理想は、月経周期3周期分以上の基礎体温表です。
少なくとも、1周期分は用意していった方がいいでしょう。

診察を受けてから、まずは基礎体温表をつけてきてくださいといわれることが多いものです。
3カ月近い基礎体温表があらかじめ用意されていれば、その分診察を受ける時間や回数、コストを節約することにつながります。

不正出血などがあれば、基礎体温表の備考欄に記入しておくようにします。
不妊の原因をつきとめる、材料になるかもしれません。
性交日を記載することに抵抗があるかもしれませんが、重要なことですから、ひかえておきましょう。

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