卵管留水腫による卵管異常の不妊

細菌などに卵管が感染すると、炎症になってしまう場合があります。
卵管留膿症は、この炎症によって膿や分泌物が卵管の内部に蓄積され、腫れた状態のことです。
卵管留水腫は、この炎症がさらに悪化し卵管采が卵管の先端をふさいで、内部の膿や分泌物を吸い取り、水が蓄積されてしまった状態のことをいいます。

卵管留水腫になって卵管采が閉塞されてしまえば、卵管の中に卵子をとり込むことができませんので、不妊になるのです。
卵管は2つありますので、どちらかの卵管が健康なままのときは、自然妊娠することが十分可能です。
卵管の卵管采が2つとも閉塞しているときは、体外受精によって妊娠できる可能性があります。
病院で子宮卵管造影などを受けたときに、卵管留水腫を見つけられます。

子宮内膜症の検査では最初に問診があり、症状になにか特徴的な異変はないか確認していきます。
問診に続いて、内診があります。
内診では嚢胞が卵巣にできているか、痛みを感じるしこりができていないか、子宮の裏側が硬い状態になっていないかなどをチェックします。

CT検査やMRI、超音波検査などの方法を取る病院もあります。
血液検査を実施した場合、卵管留水腫の可能性が考えられるのは、CA19-9やCA125が高い数値を示したときです。
腹腔鏡検査を受けることは、体に負担がありますが、診断結果の確実性が高いといわれています。
不妊を調べる検査方法は、医師の説明を十分に受けて、納得した上で行いたいものですね。

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