不妊の原因として、甲状腺機能の異常による排卵異常が潜んでいることがあります。
不妊に関係する甲状腺機能の異常は、大きく分けて2種類に分類できます。
どちらの場合でも、流産や無排卵症を引き起こす可能性があるでしょう。
1種類目は、甲状腺機能低下症です。
橋本病が代表的であり、甲状腺機能が下がることによって、欠かすことのできないホルモンの分泌量が少なくなります。
2種類目は、甲状腺機能亢進症です。
パセドウ病が代表的であり、甲状腺機能が亢進することによって、ホルモンの分泌量が少なくなります。
甲状腺機能の異常を発見するためには、病院で血液検査を受けることです。
TSH(甲状腺刺激ホルモン)やHL(甲状腺ホルモン)の数値を、血液検査で確認すれば、甲状腺機能が正常かどうか明らかになるでしょう。
例えば、血液検査の結果でTSHの数値が高ければ、甲状腺機能低下症の可能性が高いということになります。
不妊の原因となる甲状腺機能の異常は、どのようにして発症するのでしょうか。
ストレスなどがあると、可能性が高まると考えられています。
体型が過剰にスリムな方は、それが原因で甲状腺機能低下を引き起こすかもしれません。
一般的に排卵異常を招く原因として、甲状腺機能異常以外の要因であっても、強烈なストレスはよくないといわれています。
ストレスを溜め込み過ぎないように、好きな趣味に没頭できる時間を作ったり、1日のうちでリラックスできるひとときを設けたりなど行ってみてください。