過酷なスポーツなどが原因の不妊

排卵がなければ妊娠することはできませんが、過酷なスポーツをしていたり、体重を増やすもしくは減らすことで、排卵が全くなくなってしまうケースがあります。

過酷なダイエットを行う場合に、レプチンと呼ばれるホルモンに関係する方法が、不妊の危険をともないます。
脂肪細胞を生成する満腹ホルモンのレプチンは、おなかが一杯に満たされたときに分泌し、脳に働きかける性質を持っています。
それによって食欲がおさまり、甲状腺ホルモンや性腺刺激ホルモンの分泌量が増加します。

過酷なダイエットを始め、いつもおなかが空いている状態が続けば、レプチンが出なくなり、甲状腺ホルモンや性腺刺激ホルモン(LHやFSH)も抑えられてしまうので、結果的に甲状腺機能の低下、無月経、無排卵を招いてしまいます。

不妊になる無排卵は、スリムな体型や肥満から引き起こされるケースもあります。
肥満の世界的な判断基準であるBMI(ボディマスインデックス)を、身長や体重から算出してみてください。
妊娠しやすい方は、BMIの数値が正常の範囲内です。

ボディマスインデックス(BMI)の算出方法は、体重÷身長÷身長で出ます。
正常値は、算出された数値が20 ~24kg/m2の範囲内です。
身長が仮に160センチ、50キロの体重であったとすると、BMIは50÷1.6÷1.6=19.5です。
BMI19.5は20から24に近い範囲内なので、ほぼ正常値だとわかるのです。
BMIの数値が19を超えなければ、初潮になりにくいそうです。

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