女性の排卵異常による不妊

排卵異常というと、とても怖い状態のように聞こえますが、生理が規則正しい周期でこなかったり、全く月経がない場合などのときに疑いが持たれます。
月経周期である28日間ごとに排卵が起きていれば、妊娠の可能性が高まります。
稀発排卵と呼ばれる、数ヶ月おきにしか排卵がない状態だったり、無排卵という排卵が全く起こらない状態は、不妊と言えるでしょう。

一定の周期で排卵があるときは、卵巣・脳下垂体・視床下部の3カ所の連携が取れている状態です。
無排卵は、この3カ所のどれがうまく機能していない場合でも起こりえるものです。
強烈な感情の起伏やストレスは、妊娠に悪影響を及ぼすと考えられるのは、大脳皮質が視床下部に与える影響があるためです。
女性側に原因がある不妊は、2番目に排卵異常が多いので、リラックスしたり気持ちにゆとりを持つことが大切なのですね。

生理が不規則な方は、排卵異常の可能性が考えられます。
基礎体温を毎日計測して、表に記録しましょう。
高温期と低温期が存在する2相性になっていれば、一般的に排卵があるといわれます。
まれにですが、例外的に2相性でも排卵がないケースもあるということです。
高温期と低温期がなく、ずっと一定の体温が続く1相性は、一般的に排卵が順調に起こっていないと見なされますが、まれに排卵がある1相性の女性もいます。

排卵異常になる原因は複数考えられますが、PCOS(多嚢胞卵巣症候群)が最も多く、治療方法は症状や進行具合によって、簡単なケースも難しい場合もあります。

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